砂の器 映画 無料
映画作品で印象に残っているのは邦画の「砂の器」です。松本清張の長編推理小説を1974年に松竹で映画化したものです。
松本清張原作の映画の中でも、特に傑作として高く評価されいる作品ですが、現在ではテレビ放映をされることはありません。内容的には一人の身元不明の死体が発見されることから始まり、刑事による地道な捜査で犯人に迫るという推理小説の王道です。しかし犯行に至るまでの過程において”ハンセン病”という病気が大きな要因となっているためです。
人権的問題であるため今後も放映されることはないでしょう。しかし私はこの”ハンセン病”という事実をこの映画で知りました。そしてその病気による差別で苦しんだ人がいたことを、この映画の美しい季節の移り変わりの映像とオーケストラの音楽と共に描き出していることに驚かされます。一度は観るべき映画だと思います。
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